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日々これ精進
study & discipline
価格
プロジェクトをずっとしてきていますが、価格面で決まっているのはエンジニア単価くらいです。
工数とかリスクはいろいろな要素で変動するため提示額が変わってきます。
初めてのお客様の価格設定はやはり大変で、要求仕様書の行間の読みようにより工数やリスクを判断していきます。
危なそうなら価格面での考慮だけでなく前提条件もいっぱいつけることになります。
お客様もこちら側も結局は人なので、ご担当チームメンバーや弊社パートナーの人となりは、かなりじっくり見させてもらうことになります。
これも技術力から人柄やリーダーシップ、周辺のサポート力など、いろんな面を観察することになります。
こちらも提案書やプレゼンを通してあらゆる面から見られているのだと思います。
根拠はあるとはいえ、最後はそれらを総合的に見た値ごろ感で決まるのかなと思います。
商売なので利益が全くなくなってしまう価格まで下げなければならない場合は提案を辞退する場合もあります。
お客様によっては開始後に、関連することはなんでもやらせようとされたり、本筋とは違うところに固執されたりするケースもあります。
こういった場合は、2度目の提案から工数もリスクもぐんとあげて見積るすることになり、双方にとってあまりよいことはありません。
価格にはお客様側のスキルや体制や体質も大きく影響していることをご理解くださっていると、価格以上の成果が出せることになります。
そんなにすっきりしないケースも少なからずありますが、価格には提示側の思いが込められていることは間違いないですね。
2016年05月23日