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環境構築の達人(T06S)

HASのような情報サービス業では特定の現場(システム)で長期にわたり、さまざまな案件をこなしてゆくことも多いです。
長期継続している現場では徐々に「環境構築といったら〇〇さん」という方が現れてきます。
そんな人をここでは達人と呼びます。
実際にそんな呼ばれ方をしている人を見たことはありませんので、開発現場で「達人!」と呼ばないようにご留意ください、おそらく困惑されます。
さて、達人は環境構築や環境周りの相談だけを受けているわけではありません。
通常は他の仕事をしており、片手間に環境管理をしています。
とはいえ、既存環境について熟知していることから何か新しいことを始めるとき、相談される人となります。
社内(顧客内)購入プロセスや申請事情に詳しいことが多いです。
新規機材購入時の設置場所の検討、電源工事の手配、IPアドレスの割り当て、Firewallの設定変更等の申請を達人が手助けをして行うこともあるようです。
また、大規模ではない案件ではIPアドレス、ストレージの領域等リソース管理、踏み台等常時稼働しているサーバの管理、導入メディアの管理も行っているかもしれません。
このように達人の影響範囲は多岐に渡り、ときには試験環境のPCセットアップ手順作成やアカウント管理もしていることもあるくらいです。
そんな達人と普段から良好な関係を持っておくことは重要で
「障害対応で、急にサーバを用意したい」
「製品評価をしたいが手持ちのHWでは足らない」
等、困ったことがあったときに相談すると機材を貸してくれ、リソースを割り当ててくれます。
場合によっては試験環境に仮想サーバを立ててくれることもあります。
最近ではパブリッククラウドに仮想マシンを立ててくれたり、コンテナを立ててくれるのでしょう。
達人は大抵気のいいひとが多く、良好な関係を保つのもそれほど特別なことは必要ありません。
「手伝ってもらったときにお礼をする」
「借りたものをちゃんと返す」
「迷惑をかけたら謝る」
という人として普通のことをすれば良好な関係を保てるのです。
必須ではありませんが「たまにコーヒーやジュースをごちそうする」を行えば完璧です。
やはり人と人のつながりで仕事が円滑に進むのはどこでも同じということです。

2022年07月28日

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