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日々これ徒然
essay & opinion
【映画】ファンタスティック・フォー
*あくまでも私見であることをあらかじめお断りしておきます*
前評判通りでおもしろくありませんでした。泣
そうと知りつつ何かを期待して観に行ったのは、ジョシュ・トランク監督の前作『クロニクル』がおもしろかったからです。
両作とも青年たちが特殊能力を手に入れるという話で題材は似ているのに本作のほうだけなぜおもしろくなかったのか考えてみました。
1.映画の時間配分がおかしい
・全体で100分なのに序盤に主人公の小学生時代に時間をかけ中盤は飛ばし飛ばしでラストはさらに駆け足。
2.シナリオがおかしい
・主人公は小学生にして物質転移装置を発明するほどの天才だが、その頭の良さをストーリーに活かせていない。
・主人公たちが特殊能力を身につけ、その後ヒーロー誕生となるはずなのに、突然話が1年後にとんでしまう。
・悪役がすごく怒っているが、その理由がわからない。
3.映像がいまいち
・ちゃんとしたアクションシーンがラストシーンにしかない。
・全編を通して映像が映えていない。
4.ラストがしまらない
・最後のチーム名の決め方がダサい。
・彼らが戦っているのが別世界のため、守るべき対象である地球に緊迫感がない。
この映画を製作した20世紀FOXとの比較になりますが、はずれを出さないマーベル・スタジオ&ディズニーはすごいなと改めて思います。
”ジョシュ・トランク監督作品はすべて観たい”という方や”どんな映画でもよさを見いだす自信がある”というかたには、おすすめです。
2016年02月01日