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日々これ徒然
essay & opinion
小さい秋と雑草魂(SE)
夏か冬かで言えば冬の方が好きではあるものの、決して夏が嫌いなわけではない私ですが、初夏から刺すような暑さが続いた今年は流石に参ってしまいました。
そんな夏もいよいよ終わりが近づいてきたのか、最近は陽も短くなり街路樹の葉が色付き始め、上着を着ないと少し肌寒い日がぽつぽつと増えてきました。
所謂小さい秋というやつですね。
さて、そんな秋の到来も知らぬ存ぜぬで私を困らせていた夏の忘れ形見がありました。
自宅の周囲ですくすくと育っていた雑草達です。
高い気温に定期的な降雨も手伝っていたのでしょう、確かに昨年もそこそこ生えてはいたものの、今年はそれがかわいく思えるほどの雑草達が所狭しと並んでいました。
先日の3連休に重い腰を上げ、どうにかお引き取り願いましたが、アスファルトの隙間をかき分けて生えてきている太い茎や深く張った根からはその生命力の強さがひしひしと伝わってきていました。
雑草魂とはどんな劣悪な場所でも力強く生きることにちなんで出来た言葉だそうで、あぁなるほど、昔の人は上手く言ったものだなと。
そんな魂を自分も見習わなければなと思うと共に、来年はどうか…、どうかもう少し手加減してくれと願うばかりです。
2022年10月13日