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日々これ徒然
essay & opinion
サウナ(A4E)
気温35度に迫り夏真っ盛りな8月11日。
何を血迷ったか朝一番にサウナに転がり込んだ。
身体を洗い流してサウナ室に閉じこもる。
室温は83度を超え、充満する熱気に肺を焼かれそうになりながら7~10分程蒸し焼きになる。
髪が熱を蓄え、滴る汗すら身体を焼きそうな頃合いで水風呂へと足を運ぶ。
全身の汗を洗い流し、今度は水温15度の水風呂に浸かり身体を冷やす。
寒さに対して鈍感になっていく過程が、辛いのに何故か心地よい。
折角なので頭の上に氷も載せ、差し引き65度以上の落差を存分に楽しむ。
そんなこんなでテラスの椅子に移動し、外気浴フェイズに移行。
日光の中で静かに身体に意識を向けると、心臓の鼓動がやけに大きく聞こえる。
苛め抜いた全身に血液が巡るような感覚を覚えながら、心地よい気分で目を閉じる。
こうしてサウナ、水風呂、外気浴のループを3度ほど繰り返すと、様々な感覚が麻痺して真夏の外気すら涼しく感じるような状態が出来上がる。
まるで中学生時代の部活帰りのような、疲れと火照りが入り混じった無敵感。
社会人になって枯れた情緒が揺さぶられるような、一種のノスタルジーを感じるとても良い感覚だった。
以上、「サウナっていいな…」とか宣うサウナおじさんが出来上がる過程です。
2022年09月20日