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日々これ徒然
essay & opinion
結局ウナギは食べて良いの?食べちゃダメなの?(N10E)
■ウナギが居なくなる
ニホンウナギは、現在(2022年)環境省レッドリストのカテゴリーでは、絶滅危惧ⅠB類(EN)に分類されています。
これはアカウミガメやムツゴロウと同レベルです。
今のまま日本人が消費を続けていれば、確実に危惧レベルはⅠB類からⅠA類に上がり、ウナギを食すことが法令で規制される時代が訪れることでしょう。
■養殖できない
ウナギは完全養殖ができません。
ウナギの養殖は、天然ウナギの赤ちゃん(シラスウナギ)を捕まえ、人が食べられる大きさになるまで育てることをいいます。
この養殖の手法は、国内産/海外産で違いはありません。
■違法な漁と流通
日本で流通しているウナギの半数以上は、どこかで不透明なルートを通っていると言われています。
その多くは採捕という最初の部分で発生し、専門家でも正規な物かを見抜くこと困難です。
たとえ「うちのは正しいルートだ」と思っていても、知らないだけで・そう聞かされているだけで…
そんな可能性だって無きにしもあらずなのです。
■ウナギが食べたい
でも、大好きなウナギを食べ続けたい!
どうしたら良いのでしょうか?
色々と疑問や意見が出てくるかと思いますが、私なりの答えは「世界中で適正な量を食す」です。
ウナギを食すという古来からある日本の文化を持続しながら、特別な日にだけに食べるような知恵が必要だと思います。
2022年09月05日