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日々これ徒然

essay & opinion

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史跡巡り (O)

みなさんは、休日に何をして過ごしていますでしょうか。
社会人として仕事を始めると、通常は学生の頃のように長期の休みがないので、限られた休日をどう過ごすか、意識して考えるようになります。
今回は私の休日の趣味である「史跡巡り」について書きます。
元々は両親の趣味に付き添う形で、日本史の教科書に載っているような城や戦いの舞台となった合戦上跡などを巡っていました。
歴史上の人物が拠点としていた城など、現地に赴くことで教科書では知りえない歴史がわかることに面白みを覚え、いつしか自発的に出かけるようになりました。
今なお歴史ファンを魅了している日本の城の特色は、軍事施設でありながら美術作品としての鑑賞価値を備えていることです。
セメントを用いずに不整形の巨岩を積み上げただけの石垣は、世界でも類を見ない構造で、400年以上前に来日した宣教師を驚かせた技術です。
また、燃えやすい木造建築の天守や櫓は、レンガ造りや石造建築が当たり前のヨーロッパ人の目には不思議な構造としか見えなかったでしょう。
山城の天守や櫓などは特徴的で、山の自然や地形を巧みに利用した城の構造になっていました。
攻め手や守り手になった気持ちで、城跡への道を登っていけば、城を守るための工夫を味わい深く経験できます。
自然のままの地形とは違う堀切(山の尾根を切り取った堀)、土塁(人口の土手)、切岸(斜面を削ってつくった崖)といった山城特有の構造物も見られます。
それぞれが城によって個性的で、いろいろな山城を登る楽しみのひとつとなります。
時代によっても城の特徴は大きく異なります。
群雄割拠の戦国期には敵の攻撃を防ぐことに主眼がおかれ、天下平定後には権力者の力の象徴となっていました。
築城の背景となる戦国の歴史や人物の歴史も見えてきます。
大河ドラマや時代小説では描写しきれていないことが、その地に立ってミクロな視点で観察することで、乱世の時代を垣間見られます。
みなさんもぜひ休日には史跡巡りに出かけてみてください。

2018年08月07日

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