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日々これ徒然

essay & opinion

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ベランダ菜園(N3E)

共働きで3歳の子供がいる我が家。
今年の春はコロナの影響で保育園が休園になるというかつてないピンチに見舞われました。
夫婦共にリモートワークが難しく、一時はどうしようかと気が遠くなりました。
何とか勤務時間帯の調整がつき、夫婦交代で子供の面倒を見て休園期間を乗り切ることができました。
ちょうどそんな頃に息抜きと実用を兼ね、家のベランダでの野菜作りを始めました。
といっても、超初心者向けといわれるミニトマトとハーブのバジルの二種類だけ。
バジルはトマトと植え付けると土の水分調節をしてくれるなど相性が良いと聞き、一緒に育ててみることにしました。
お恥ずかしながら、日々世話をする習慣が持てず、今までまともに植物を育てたことがありません。
しかし、ビギナーズラックなのか、苗から育て始めたミニトマトはすくすくと成長し、最盛期には毎日のように実をつけてくれました。
出社前や帰宅後に子供と一緒に収穫するのが、一つの楽しみとなり、コロナ渦で不安な日々の癒しにもなりました。
小さな子供は目の前でミニトマトが一つ赤くなっていることだけで歓声を上げて大喜び。
そして採れたバジルと共に料理に使えばもりもりと食べてくれました。
しかし、夏の終わりに差し掛かると葉の裏に小さな虫が。
有機栽培にしていた為、今更農薬は使いたくないなと手を打たずにいると、一気に広がってしまいました。
水で洗えば問題なく食べることもできますが、元々虫が苦手なせいか、その後はだんだんと世話する回数が減ってしまいました。
バジルだけ森のように生い茂り、対してミニトマトは養分不足なのか、ヒョロヒョロとなんとも頼りない姿に。
あれだけ楽しく世話していたのに、と自分の気持ちの冷めやすさに我ながら少々落胆しました。
けれど肌寒くなってきた今でも少ないながら小さな実をつけてくれたりとミニトマトは何とも健気です。
そんな姿を見て最後まで責任もって育てなきゃなと思い直し、それは子育てと一緒だよなと感じたりもしました。
越冬はできない野菜ですが、残りわずかの収穫を終えたら次は何の野菜を植えようかと考えています。

2020年11月16日

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