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日々これ徒然

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個人情報 (T4E)

一般に”個人情報”には名前、住所、電話番号、メールアドレスなどが含まれます。
これら以外に私的な情報として写真、動画、音声、SNSへの投稿情報、メールデータなどがあります。
私的なものの中にこそ、その人の生の業が垣間見られるものです。
日常、そういったことが現れるのは一瞬ですが、電子データとして記録されると削除しない限り永遠に残ります。
さらに厄介なことに、それらの情報は簡単に拡散されてしまったり、加工ができてしまいます。
先日放送されていた『dele(ディーリー)』は、そのようなことを考えさせられるドラマでした。
山田孝之演ずる「坂上啓司」は依頼者が生前に残していた”デジタル遺品”(電子データ)を処分することを生業としています。
また菅田正樹演ずる「真柴祐太郎」はそのスタッフで、依頼主が亡くなったことを確認する役割を担っています。
その”デジタル遺品”をめぐって展開するサスペンス調のドラマで、以下のようなものがありました。
・映画監督と週刊誌の記者の横領事件に関する音声データ
・ガールバーで働く女性の生前葬の映像データ
・写真館の店主の盗聴の記録
・元超能力少年の頭に浮かんだ景色のデータ
・婚約していた青年の情報
・家出少女の携帯電話のいじめの証拠データ
・自殺した死刑囚の息子の毒物混入事件現場のビデオ映像
・病死した政治家の電話の音声データ
本来は闇に葬られるべきデータが人の手に渡ることによって、物語は思いもよらぬ方向へ展開します。
開示される理由は本人の願望だったり正義感によるものだったり、事件の証拠に使われたりなど、さまざまです。
現代では、こういったことはドラマの世界に留まりません。
先日、PCのディスクが壊れたときに復旧を依頼した会社が、実際に”デジタル遺品整理”をサービスにしていました。
この会社の待合室でデモの映像が流されていました。
家族のデジタル写真や携帯電話の記録から犯罪関連データや不倫の証拠などのダークなものまで扱っているようです。
これらを寄せ集めると強大なパワーになることはエシュロンやプリズム(米国を中心とした傍受システム)の存在が物語っています。
そんな大規模なものでなくても、ちょっとした個人情報が人間関係にとって大きな脅威となることがあります。
みなさんも私的な情報が遺品となり、予期せぬ人にそれを見られて、失望させたり損害を与えてしまうことを想像してみてください。
恐ろしいですね。

2019年01月18日

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