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(山岡)

まるいせん

かれこれ1時間もたっただろう。
そろそろ休息しなければいい仕事は続けられない。
授業は45分位がちょうどいい。
仕事もそうしたほうがいい。
タバコに火をつけ禁煙中の立花先輩の背中に吹きかけてみる。
もちろん自席でだ。
紫煙にかすむ先輩の後ろ頭がぐらりと揺れる。
怒っているみたいだ。
いや喜んでいるのかもだ。
山岡としては立花先輩が昔のように復帰されることを心待ちにしている。
そのためには努力を惜しまないつもりだ。
「あー仕事の後の一服は格別だ」まだ何一つ終わっちゃいないが小声でささやく。
立花先輩には毎日3回この吹きかけとささやきを心がけている。

仕様書には“FDDI”という文字がたびたび出てくる。
会社の名前みたいだが、文書の流れからはネットワーク技術の名前のように思われる。
机の「君にも理解できるはずだ!ネットワーク基礎編を読むための本」を手に取る。
どうやら速いことが売りみたいだ。
他にも2重化されていて安心ということのようだ。
いいことづくめじゃないか。
どうもこのFDDIがほしいから提案してほしいということのようだ。
ここで重要な問題が持ち上がった。
FDDIというものは1本の線ではないとある。
丸い線らしい。
これではせっかく習得した1本線のEthernetとはまるで違うものになる。
そもそも丸い線には他が入り込む余地がない。
コンピュータだってつなげられないに決まっている。
まずい。
そろそろ小田先輩にお力を借りるタイミングかもしれない。

小田先輩はさすがだ。
「丸い線の上に四角い箱をのっけとけ、どうやってつなげるかは知らなくていい、誰かが何とかしてくれるからだ」
あまりのカッコよさに見とれてしまった。
FDDIは丸い線だってことをわかればいいじゃないか。
速くて安心な丸いやつなんだと。

2015年12月14日

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