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日々これ精進
study & discipline
生き残り
会社の業務関連のトレーニングでマレーシアに1週間滞在する機会があり、ホテルに缶詰めで食事は毎食提供され、夜にはパーティーが開催される日もありました。
この時、他のアジアの国々の参加者はパーティーであっても酒を飲むことをせず、飲んで騒いでいたのは日本人だけでした。
煙草を吸っているのもほとんどが日本人。
なんとなく日本人優位みたいな感覚を持っていた自分の思い込みはこの時に砕かれました。
このままじゃ日本はアジアの他国に対抗できなくなるなと漠然とした不安を感じて帰国することとなりました。
その後、私用でシンガポールへ旅行することがありました。
その際はそこかしこでビルが建築中であることに国の勢いを感じました。
またフライヤーという巨大なゴンドラの観覧車に乗った際、港の外海にびっしりと入港を待つ貨物船が停泊しているのが見え「日本はほんとやばいかも」と思いました。
それからもだいぶ年月が経ちますが日本はまだまだ行けてる気がします。
むしろ、古典的な日本文化や新たな日本発のものがブームになるなど、日本という国が見直されている感すらあります。
国の魅力や強さというのは勢いや健康に対する意識くらいでは全然測れないのだなと、最近は考えが変わってきています。
これは会社や他の組織も同じことなのかもしれません。
健全であることや勢いでことを進めて行くのはもちろん大事なことではあります。
しかし、それのみならず、効率が悪くても健康によくなくても、伝統や和、人そのものを大切にすることも、生き残っていく要素としては大事だなと思います。
2016年03月08日