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日々これ徒然

essay & opinion

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アイラモルト(IE)

昨今のコロナウイルス騒ぎで、家で飲む機会が増えている方も多いと思います。
かく言う私もそのひとりなのですが、せっかく飲むならいいお酒を飲みたい。
ということで、ちょっとお高めのウイスキーにハマっております。
ウイスキーは日本やアメリカでも作られていますが、最大の産地はスコットランドです。
いわゆるスコッチウイスキーで、特に熱狂的なファンが多いのが南西にあるアイラ島で作られる「アイラモルト」と呼ばれるものです。
アイラモルトにはかなり独特の風味があり、一般的には「煙臭い」とか「ヨード臭い」と言われています。
初めて飲んだときには、ほぼ間違いなく美味しくないと思うはずです。
かくいう私も「こんな正露丸を煮出した水、飲めるか!」と思いました。
が、何度か飲んでいるうちに「もしかして美味いかも」となり、今ではすっかり愛飲するようになっています。
そういうのをアクワイアード・テイスト(後天的味覚)と言うそうです。
他の代表格であるビールとかコーヒーも含め、美味しく感じるようになったときは、ずっぽりハマりやすいところがある気がします。
このアイラモルトの味を特徴づけているのががピート(泥炭)です。
ピートは植物が分解されずに数千年に渡って堆積し続け、泥状の炭になったもので石炭の一種です。
ウイスキー作成の工程で原料となる大麦を乾燥させる際にピートを燃料として使うと、煙臭かったり正露丸みたいな味がついたりするようです。
そんなことを調べているうちに最近気づいてしまったのです。
「石炭なんて燃やしたらなくなるんだから、いつかピートを燃やし尽くして、アイラモルトが飲めなくなる日が来るかもしれない」
ということに。
慌てていたところ、こんな一文がありました。
「フィンランド一国の泥炭埋蔵量は北海油田の埋蔵量の 2 倍に匹敵し、泥炭発電は同国のエネルギー消費の 7% を賄っている」
そういう訳で、当分アイラモルトが飲めなくなる心配はなさそうです。

2020年10月12日

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