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日々これ徒然

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ジャズの名盤: オスカーピーターソン(JE)

ジャズは実に奥深い音楽だと思います。
それ故に敷居が高い音楽と思われているジャンルでもあります。
そんなジャズに親しみを感じてもらう入り口として、私が感銘を受けた作品をご紹介します。
今回の私的名盤は、オスカーピーターソンの「Tristeza On Piano(邦題:オスカーピーターソンの新しい世界)」です。
彼の名盤としては「We Get Requests」や「The Trio」などがよく挙がりますが、私はこの作品が一番の名盤だと思っています。
私がジャズに傾倒する人生は、このアルバムの1曲目「Tristeza」を聴いた瞬間から始まりました。
それまで私は、ジャズは落ち着いたムードの中、熟成した大人たちがウイスキーを味わいながら楽しむ音楽だと思っていました。
ですが、この曲は聴く人の気分を高揚させ楽しい気分を作り上げるもので、すべての音が私のジャズのイメージとはかけ離れていました。
恐ろしいほど早いテンポの上で展開される軽快なピアノ、曲の盛り上がりを際立たせる激しいドラム、安定した土台を作り上げるベース。
個人的には、そこら辺のパンクバンド、HR/HMバンドよりも、群を抜いて激しい曲だと思います。
そしてこのアルバムは、私の中での永遠の名曲「Fly Me To The Moon」で終わりを迎えます。
そういうこともあり、最初から最後まで、私の心を掴んで離さない永遠の名盤となっています。
ちなみに、この作品は某中古ショップの100円コーナーで偶然手にしたことがきっかけで、レコードで所持しています。
人生を変える出会いは、どこに転がっているのかは分からないものですね。
もしかしたら、人との出会いもまた然りですかね。
この作品を聴いて以来、更なるジャズの名盤を探していますので、今後も私的名盤をご紹介できればと思います。

2018年10月01日

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