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日々これ徒然

essay & opinion

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(N10E)

田舎暮らし(N10E)

私は、東京都の西のはずれで田舎暮らしをしています。
都心のPJルームまでは、バスと電車を乗り継ぎ、2時間ほどかかります。
以前は通勤に便利な川崎市内の分譲マンションに住んでいましたが、妻が田舎暮らしを希望したため、不本意ながら受け入れました。
住んでみると、田舎暮らしにはいいことも沢山ありました。
ニワトリを飼育したり、家庭菜園で色々な野菜を作ってみたり、晴れた日には庭で富士山を眺めながら野鳥の囀りを聴き。
畑で獲ってきた野菜をその場で焼いて頬張る事も容易く出来ました。
図らずも新型コロナの影響でテレワーク中心の働き方になったことで、長時間の通勤からも解放されました。
ところが、田舎ならではのギョッとする出来事に遭遇することもあります。
昆虫や蜘蛛が苦手なのは私だけではないと思います。
足を広げるとCDほどの大きさになるアシダカグモ、噛まれると激痛のムカデ、便所コオロギの異名を持つカマドウマ。
そんな者たちが家の中に共に住んでいるのです。
夜になると庭の訪問者も様々です。
キツネ、たぬき、アナグマ、イタチ、イノシシ、フクロウ、ヤマコウモリ、そしてアライグマやハクビシン。
日本ではお馴染みの動物たちと、本来は日本に居ないはずのいわゆる外来種と呼ばれる動物まで多彩で、まるで動物園です。
いろいろな動物を観察できる楽しみはありますが、一方でニワトリが襲われたり、作った野菜が食べられたりと困る事も少なくありません。
特に大きな被害を出しているのがアライグマ。
彼らは手先が器用で力も強く、高い所も低い所も自由自在。
雑食なので野菜や果物、虫やカエル、蛇に小鳥、そして時には猫すら食べる事もある、なかなかのツワモノです。
繁殖力もとても強く、こうした多才な能力が完全に裏目に出る形で、今の外来種問題の頂点的存在となりました。
アライグマの被害は我が家だけでなく地域の農業及び生物多様性にも多大なる影響を与えており、市を上げて取り組んでいる課題でもあります。
役所の指導でワナを設置し、4年間で20頭近くのアライグマを捕獲しました。
捕獲したアライグマは役所に引き取られていくのですが、悪さしたとは言え彼ら自身に罪は無く、その先を察すると居たたまれぬ気持ちになります。
彼らのように流行りで海外から持ち込まれ、人の都合で野生化し、農業や生態系に多大な影響を及ぼしている生物は沢山居ます。
昨今は新型コロナの影響でペットを飼育する人が増え、それと共に飼育放棄も凄まじい勢いで増えているようです。
飼育できなくなったからと野生に放すことは絶対に、絶対にしないでください。

2021年05月17日

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