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日々これ徒然

essay & opinion

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おばあちゃんの家 (N3E)

先日、子供が3歳を迎えた。
赤ちゃんらしさは抜けたが、急に車の前に飛び出しそうになったり、保育園で友達と喧嘩してきたりとヒヤヒヤする毎日を送っている。
産まれてから今日までずっと右往左往しているが、子供が話したり、コミュニケーションを取れるようになる前の方が今よりも不安にはなりやすかった。
「この先大丈夫かな?」
というような漠然としたものから、育児の1つ1つで
「この方法であってるかな?」
という戸惑いまで、目の前の子供にもまだ意見も聞けず、常に手探りだった。
そんな時、友人の紹介で良く行っていた所があった。
まだ育児休暇中で仕事に復帰する前の話だが、今回はその場所について書こうと思う。
そこは子育て中のママ達が誰でも利用できる子育て支援施設なのだが、一風変わっていて、ちょっと古めの民家で運営されていた。
まさにおばあちゃんの家みたいなところだった。
元保育士さんなどのボランティアスタッフで運営されていて、赤ちゃんを遊ばせながら情報交換するママ達でいつも賑わっていた。
スタッフさん手作りの昼食も有料ではあるが食べることができ、それがとても有り難かった。
子供の授乳や離乳食で手一杯、どうしても自分の食事はおざなりになってしまう時期にバランスのとれた食事ができるのは本当に嬉しい。
少しぐらい目を離しても周りのママ達が見てくれたし、子供が大泣きし始めると、
「抱っこしててあげるから食べてね」
とスタッフさんが面倒を見てくれることも良くあった。
”病院に行くほどでもないけど気になること”についてもよくアドバイスをもらったりしていた。
ネットや子育て雑誌などは情報量が豊富だが、ネガティヴな情報も多く、心配しすぎてしまうことも多かったけれど、そこのスタッフさんに
「大丈夫よー!」
と威勢良く言ってもらえるとだいぶ気持ちがラクになった。
ただ話すだけ、聞いてくれる人がいるだけで、こんなに安心できるものなのだと実感した。
一年ほどちょこちょこ通っていたので、最後の方は私も月齢の低いママからの質問に良く答えたりしていた。
「歳をとると周りはみんな病気の話ばかりだけど、ここに来れば赤ちゃんばかりで若返るわよ」
と70代のスタッフの方が楽しそうに話していたのが印象的だった。
本当にそこのスタッフさんや常連のママ達には何度救われたか分からない。
平日開所の為、仕事に復帰してからは殆ど行けていないが、また子供の成長した姿を見てもらいに行きたいと思う。
そしてまた日々手を焼く子育てについて相談に乗ってもらいたい。

2020年02月25日

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