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営業ノ心得十ヶ条 第八条 (O2S)

『数字は命と心得るべし』

与えられたノルマの数字を達成することが営業の喜びであり存在意義である。
そう考える営業も多いだろう。
幸せ者である。
しかし、十年、二十年と経っても、そのモチベーションを維持できるだろうか。
目標を100%達成するとインセンティブでボーナスが出る、収入増のために頑張る。
それも良いだろう。
しかし達成度合いに応じて凄い額のボーナスを出す会社は、世の中にいくらでもあるのだ。
インセンティブが目的なら、その手の会社に転職するがよい。
インセンティブ目当てで転職した吾輩の知り合いの営業の多くが、一年を待たずに退職しているが。
元々「ノルマ」という言葉はシベリアに抑留されていた兵士が帰国した際に広まったもので、共産主義における生産目標を指す言葉だそうである。
現代の日本では違った呼称が用いられることが多いが、根本理念は同じである。
達成時のインセンティブと未達時のペナルティで労働者をコントロールしようとする仕組みだ。
単純作業であれば効果もあるかもしれないが、営業の仕事が単純作業であるわけがない。
本当の営業がノルマの達成を含めた努力をするのは、数字達成のヨロコビのためでも、インセンティブのためではない。
矜持(きょうじ、自信と誇り)があるためである。
会社の代表として、ビジネスの担い手として、収益の稼ぎ手として。
会社の目標を達成するための原動力たろうとするのが営業である。
そのためには、目標とされる数字にどんな意味があり、どのような意図で計画が建てられているのかを理解しなければならない。
マネージャによる営業への説明と意識付けが不可欠であるが、何よりも営業自身が覚悟を持たなければならない。
上司に言われて仕事してるようなウラナリ瓢箪は営業とは呼べない。
自分の数字の達成度合いに会社の存亡が掛かっているという矜持を持て。
数字は営業にとって命である。

2019年07月29日

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