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日々これ精進
study & discipline
営業ノ心得十ヶ条 第九条 (O2S)
『数字を気にするべからず』
吾輩は第一条でお客様から教わることの大切さを説き、第八条で数字は命と説いた。
矛盾を感じるだろうか。
会社の利益とお客様の利益が相反する時に、営業はどちらの立場に立てばよいのか、と。
そんなことも分からないヤツは、大バカ者のいかれポンチ!
では、ない。
よくぞ、そこで躓いた。
この点を悩み続けるのが営業の本質であり、宿命であり、使命でもある。
そこには正解などはなく、その時その時で最善と思われる判断を続けてゆくのだ。
貴方に給料を払っているのは会社だが、会社にその原資を支払っているのはお客様であり、お客様が会社にお金を支払うのは貴方が営業したからである。
そして貴方がお客様に営業活動をできるのは、会社があってこそである。
細かいことは気にするべからず。
大局を見るべし。
八条までに述べた三つのKさえ心に留めておけばよろしい。
かつて、吾輩が尊敬する超スーパー優秀な営業マンであり、お客様でもあった方が、目標数字達成に苦しむ吾輩にこう言った。
『数字なんか気にするな。お客様のためにその時必要なことをやれ。数字は後からついてくる。』
翌年、吾輩は全社表彰を受けた。
2019年08月05日