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日々これ徒然

essay & opinion

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「ヨコハマステーション」(SE)

毎度話題に出していた高輪ゲートウェイ駅が開業を迎えてから早数ヵ月が経過しましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
普段であればここから「北海道」か「高輪ゲートウェイ」について話を始めるところですが、今回は趣向を変えて「横浜駅」について触れていきたいと思います。
何故このタイミングで横浜駅かと言えばもちろん理由がありまして、去る2020年6月、ついに新しい「駅ビル」が開業したのです。
さて、あまり馴染みの無い方には何を大袈裟な、駅ビルくらいどこにでもあるじゃないかと思われるかもしれません。
しかし横浜駅は一部で日本のサグラダファミリアとまで呼ばれ、それをモチーフにしたSF小説が刊行される程に「工事が終わらない」ことで有名な駅なのです。
なにせ去年で齢30を超えた筆者が物心ついた時には既に各所で工事が始まっていました。
以降の記憶の中の横浜駅は常に安全柵に遮られ、金属のぶつかる音がそこかしこで響いていたと言えば、いかに長丁場であるかが感じ取っていただけるかと思います。
そんな横浜駅で新しい駅ビルが開業されたとなれば、これはもう横浜に暮らす筆者としては、空飛ぶ車が発売されるのと同じくらいに大きな衝撃でした。
幼少の頃こそ駅中の完成予想図で期待に胸を膨らませていましたが、その後はもう終わることの無い、どこか絵空事のように考えていました。
しかしその考えは今回の開業によって見事に打ち崩されたのです。
実際に公開されたフロアのピカピカのタイルは、柵の向こうで何十年も積み重ねられた物がひとつ実を結んだことを雄弁と語りかけてきます。
これは例え小さくても、一歩一歩前に進み続けることでいつかはそれらが実を結び、大きな目標を達成できるようになるということを筆者に思い知らせてくれました。
コロナ禍も収まるところを知らぬ状況ではありますが、新たなる横浜駅の顔を堪能出来る日が一日でも早くやってくることを願います。
また、筆者も小さくとも確かな一歩を進んでいけるよう日々努力していきたいと思います。

2020年07月27日

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